Monthly Outlook
日本株ストラテジ
5月の国内株式市場見通し
5月の国内株式市場・・・日経平均はもち合い相場を想定するも徐々に上値志向へ
4月の株式市場は円安傾向の一服から頭の重い展開となり、月央にかけ下値を探る動きとなりました。しかし、その後はPBRが1倍に近づき売り飽き気分が出てきたこと、3月決算発表を控え今期見通しの大幅回復期待から一段とは売り難くなってきたことから、下値固めの展開に移ってきております。テクニカル的には上を下降中の25日線(4月23日現在:9,818円)、下を上昇中の75日線(同:9,392円)に挟まれた格好で、三角もち合いの形となっております。このため、当面は小幅レンジでの動きが想定されます。
3月決算の発表は5月11日がピークとなります。2012年3月期は薄型テレビの不振による家電各社の大幅業績悪化に加え、東日本大震災やタイの洪水、税制改正の影響などによる特損発生もあり、企業の最終利益は大幅減益となりました。これに対して13年3月期は自動車業界などの回復が見込まれているほか、一過性の要因がなくなることもあり、大幅増益が予想されます。これにより予想PERは大幅な低下が見込まれており、決算発表が進むにつれ徐々に割安感も出てくるものと考えられます。業績相場への進展に伴い、レンジは上に拡がっていくとみております。(日経平均の想定レンジ:9,300円〜10,300円)
5月の物色動向・・・決算発表につれ景気敏感株を中心とした物色展開へ
4月は主力株が緩慢な動きとなったため、東証2部やマザーズ、ジャスダックといった小型株市場の銘柄が堅調な展開となりました。また円安一服ということから、内需・ディフェンシブ系の銘柄への物色が続きました。しかし業績相場が見込まれる5月には、買い安心感の拡がりから景気敏感株を中心とした主力株に物色が移っていくとみております。特に素材や電機など裾野の広い自動車業界の業績回復は波及効果が大きいことから、関連業界を含めて注目が集まるとみられます。(4月23日:投資情報部 松本)
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