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【業界展望】

東京スカイツリー、いよいよ開業

東京スカイツリーがいよいよ開業

 5月22日、世界一の高さを誇る自立式電波塔「東京スカイツリー」がいよいよ開業する。年初にはロンドンオリンピックと並んで今年の注目イベントとして取り上げられ、関連銘柄が脚光を浴びたが、ここにきて再度関心が高まってきた。デフレが続くわが国の景気や消費動向は依然として閉塞感が漂うが、浮上に向けたカンフル剤になれるかどうか、その経済効果に注目が集まる。

年間の来場者数は東京ディズニーリゾートに匹敵し、経済効果は年900億円

 東京都墨田区の試算によると、東京スカイツリー及び周辺施設への年間の来場者数は2,500万人と予想されており、これは昨年度の東京ディズニーランドとディズニーシーの2パーク合計の入園者数とほぼ同規模だ。そして経済波及効果は年間880〜900億円に上るとしている。運営する東武グループでは、韓国や中国など近隣のアジア圏からも観光客が見込まれるとしており、年間の事業収益を42億円と予想する。

「東京ソラマチ」へのテナント出店企業や施設運営企業が注目される

 東京スカイツリー周辺の「東京スカイツリータウン」には、水族館やドームシアターなどを併設した大規模商業施設「東京ソラマチ」が同時オープンする。スカイツリー展望台は当初完全予約制となるため、大きな経済効果は期待しにくい反面、東京ソラマチへの人出はオープン当初から期待できそうだ。テナント出店を予定する上場企業としては、惣菜大手のロック・フィールド(2910)、バッグ・ジュエリーのサマンサタバサ(7829)、ドラッグストア最大手のマツモトキヨシ(3088)、日本ケンタキー・フライド・チキン(9873)、ロフト(セブン&アイHD(3382)傘下)などがあげられる。また、施設の防災を担当する日本フェンオール(6870)、ドームシアターの運営を担うコニカミノルタ(4902)や水族館を運営するオリックス不動産(オリックス(8591)傘下)なども注目されよう。

オフィシャルパートナーであり、周辺土地を保有するアサヒやライオンにも注目

 そのほか、東京スカイツリーオフィシャルパートナーに選定された14社も関連銘柄として位置付けられよう。これらの企業は共同でキャンペーンを展開できるほか、自社商品に専用のロゴを付けることもできる。具体的な上場企業としてはアサヒグループHD(2502)、大林組(1802)、カルビー(2229)、東芝(6502)、パナソニック(6752)、日清製粉G本社(2002)、ライオン(4912)などがあげられる。なかでも、スカイツリーの施工に加え、周辺施設の建設を一手に引き受ける大林組が注目されるほか、墨田区に本社を置くアサヒグループHDとライオンは地価高騰による含み益の増加が業績に好影響を与えそうだ。(投資情報部 寺村)

東京スカイツリーに関連する主な上場銘柄群

区分 銘柄名(証券コード)
施設運営 コニカミノルタHD(4902)、日本フェンオール(6870)、オリックス(8591)、東武鉄道(9001)
テナント出店 ロック・フィールド(2910)、マツモトキヨシ(3088)、セブン&アイHD(3382)、サマンサタバサJP(7829)、日本ケンタッキー・フライド・チキン(9873)
オフィシャル・ パートナー 大林組(1802)、日清製粉G本社(2002)、カルビー(2229)、綜合警備保障(2331)、アサヒグループHD(2502)、キッコーマン(2801)、ライオン(4912)、日立(6501)、東芝(6502)、パナソニック(6752)、三井住友トラストHD(8309)

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