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株式について

株式投資のポイント

株価は上がることもあれば下がることもあります。では、株価の変動はどのような要因によって引き起こされるのでしょうか。 買いたいと思う人が多ければ株価は上昇し、その反対に売りたい人が多ければ株価は下落します。その需給バランスによって株価は決まります。

まず、企業の個別の要因から見ていきましょう。その企業が近い将来、収益を上げそうな材料が出たときは大きな上昇要因となります。製薬会社が特効薬を開発した、自動車メーカーが燃料電池の小型化と量産化にめどが立った、などはその好例です。反対に検査データをねつ造したりリコールを怠ったなどのスキャンダルは、大きな売り材料となってしまいます。

個別の企業ではなく、業界全体に影響を及ぼす要因もあります。例えば、原油価格の上昇はほとんどの業種にとってマイナスに作用しますが、なかでも電力会社や運輸会社には収益を圧迫する大きな要因となります。為替の動向も株価を変動させる大きな要因です。一般に、円安に振れれば自動車や電気などの輸出企業には追い風となり、電力やガス、食品などの輸入産業にはマイナス材料となります。円高になれば、その反対のことが起こります。

金利の動向は相場全体に影響を与えます。金利低下の局面では、企業の金利負担が減少し企業業績が改善されることから、株価は上昇トレンドとなります。投資家サイドから見た場合も、低金利の預貯金や債券から株式へと資金をシフトする意欲が高まり、株価を押し上げる要因となります。金利上昇の局面では、まったく反対のことが起こるわけです。

このように、株価はさまざまな要因が重なり合って値動きを繰り返します。「全体としてはどのような局面にあるのか」「特定の業界に有利(不利)に働く要因はあるか」といったことを正しく認識した上で、個別の銘柄を選別していくことが大事です。 個別の銘柄を選ぶときに重要なことは、材料をほかの人より早く気づくこと。安く仕込んで高く売るにはこれがいちばんなのですが、やろうと思っても容易にうまくいくものではありません。そこで、自分なりにシナリオを描いてみるというのはどうでしょうか。株の世界には、あんがい「風が吹けば桶屋が儲かる」式の話が多いものです。 たとえば、「新しい商業ビルができたら?」というように、その先のシナリオを推理してみるのです。そんな推理を楽しむのも株式投資の面白さのひとつです。もともとリスクのある世界なら、そのくらいの余裕を持って臨みたいものです。

余裕といえば、株式投資では「3つの余裕」が必要だといわれます。1番目は「資金の余裕」。生活費や使う予定のある資金を使うのは好ましくありません。2番目は「時間の余裕」。思惑どおりに値上がりしなくても、いつかは上がるだろうという長い目で見ることのできる余裕です。そして3番目が「心の余裕」。急激な下落があっても慌てず騒がず、冷静に判断することが大事です。

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