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株式について

株式の特長とリスク

株式投資に対する個人の関心が急速に高まっています。インターネットを利用した取引が活発になり、日本でもこの分野での先進国である米国並みにデイトレーダーと呼ばれる人々が登場するようになりました。それに伴い活発な商いが膨らみ、ついには東証一部の一日の出来高が45億株という日(2005年年11月8日)まで飛び出しました。
一般に株式投資で儲けるコツは「安く買って、高く売る」ことにつきるでしょう。それを目的に、ゲームのような感覚で短い期間に売買を繰り返している人たちもいます。確かにそれも醍醐味には違いありませんが、株式投資にはもっと別の側面もあることを忘れてはいけません。

株式を購入するということは、その企業の株主になるということです。まずこれが、基本中の基本です。株主になるとさまざまな特典があります。その代表的なもののひとつが配当金。企業の上げた収益のなかからその一部を株主に配分するものです。だから、配当金を得ることは、株主にとって当然の権利なのです。 売買益による収益を「キャピタルゲイン」と呼ぶのに対して、配当金による収益は「インカムゲイン」と呼ばれます。最近では株式投資といえばキャピタルゲインばかりが強調されるきらいがありますが、かつては安定した配当を得ることこそ株式投資の王道であった時代もありました。

配当金以外にも、株主にはさまざまな特権があります。株主優待もそのひとつ。航空会社やレジャー施設の株主優待券などが代表的なものです。かつては映画がただで見られることから、映画会社の株式が人気になったこともありました。 そして、キャピタルゲインです。狙った企業の株価がうまく上昇し、大きな収益を手にしたときの喜びは格別のものがあります。ところが、これがなかなか難しい。上がることもあれば、その反対のこともあるのが株価だからです。仮に少しは値上がりしたとしても、売買手数料や税金のことも考えなくてはなりません。

そして、株式投資で避けることができないのが、株価変動によるリスクです。収益の悪化のような要因は下落して当然ですが、市場環境の先行き不安、海外の景気動向、為替の変動、投資マインドの冷え込みといった、直接は関係のなさそうな要因によっても、株価はあっさりと下落してしまうこともあるからです。 株式投資をする以上、こうしたリスクから逃れることはできません。初めての方、初心者の方は、何よりも余裕のある資金で投資することが鉄則です。そして、短期間で大きな収益を得ることよりも、ある程度長期にわたって保有し、配当金や株主優待などに楽しみを見いだすという姿勢のほうがよいでしょう。 株式を保有するようになれば、日本や世界の経済動向に目が向くようになり、それだけで世界が広がります。新薬や新技術の開発、そして環境問題など、多くのことに関心が向かい、自然と知識が豊富になるはずです。それこそが、株式投資の本当の醍醐味の一つです。

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