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債券について

債券投資のポイント

債券を購入するに当たって、最も注意しなくてはならいのが信用リスクでしょう。発行体が経営破綻するなどの極端なケースでは、お金を貸した証書である債券が紙くずになってしまうこともあるからです。債券では、利率とリスクは反比例の関係にあります。償還がほぼ確実視される、信用度の高い債券ほど利率は低くなり、反対に信用度が低ければ利率は高くなります。

したがって、債券を購入する際は、発行体の信用度を確認しておくことが大切です。こうした情報は「目論見書」に記載されています。目論見書は発行体が債券を発行するときに提出を義務づけられた書類で、証券会社で見ることができます。しかし、一般の投資家が目論見書だけで信用リスクを判断するのはやさしいことではありません。そこで、わかりやすい指標として「格付け」があります。

格付け見本格付けは債権の元本と利息の支払い能力をわかりやすく記号で表示したもので、格付けをする機関には格付投資情報センター(R&I)、日本格付研究所(JCR)、ムーディーズ・インベスターズ・サービス(Moody's)、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)などがあります。

イラストは格付投資情報センターの場合の長期債の格付です。「AAA」「AA」などで表し、それぞれ「トリプルエー」「ダブルエー」と読みます。+や-を付けることもあり、「A-」や「BB+」のように使います。格付けはあくまでも個別の格付機関が行うものですから、同じ債券であっても評価が異なることもあります。また、定期的に見直されるので、格付が変わることもあります。しかし、第三者機関による厳密な査定に基づいた評価なので、ひとつの目安にはなるでしょう。

債券を満期まで保有せず、途中で売却するときは価格変動リスクにも注意しなければなりません。債券の価格は金利の変化と密接に関連して動きます。途中で売却せず、満期まで持つ場合は心配ありません。

外貨建ての債券を購入するときは為替の動向をチェックしておく必要があります。例えばドル建ての債券を満期まで保有した場合、購入時より円安になっていればその分の差益がプラスになりますが、逆の場合には利息を入れても全体の収支はマイナスということにもなりかねません。現在の為替相場が円安なのか円高なのか、将来はどのように変化するのかを、自分なりに予測しておくことが大切です。

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